H23年11月度植物調査
(9:50~12:40) …せんなん里海公園…参加者 9名(上久保顧問他)
平成23年11月度
植物調査 in うみべの森「秋の木の実アラカルト」
今日は何時ものコースを変更してせんなん里海公園の岬町側の山沿いを歩いた
500mを歩くのに2時間以上かかったように思う
目的はキカラスウリの観察であるが途中であまりにもたくさんの木の実に出会い
道草が主体になってしまった 花もいいが きれいな木の実たちも魅力的である
①ヒヨドリジョウゴの赤い実
ここの山すそのフェンスにはあちこちで見られる赤い実がきれいでかわいい
②ガガイモの実…花の割には実が大きい
③ムクの実…熟したのは干し葡萄のようで食べてみたが味は干し柿に似ていて甘い
しかし甘さの後口はあまりよくない 口直しが欲しくなる
④クマノミズキの葉脈には全て白い管が通っている
葉を破いて引っ張ると蜘蛛の糸のようなのが見える 誰も知らなくて全員が感心しきり…
⑤ヒメユズリハの実
⑥ヘクソカズラとスイカズラの実が同居している
⑦イヨカズラ
⑧風にゆれるカラスウリ
⑨キカラスウリ
潮騒ビバレーの海側の松の木に大きな実がいくつもぶら下がっている
我々は今まで知らなかった
太いつるが3本あり全て松の木に巻きついている
わずかな土壌に少しの樹木しかないのに何年も頑張って大きな株になったようである
河野せんなん里海公園事務所所長にも見てもらい上久保先生から保護の依頼をしてもらった
(花管理の職員さんがツルを切らないよう特にお願いした
一般来訪者には公表する方法は別途考慮する)
⑩マユミ…きれいな実を見られるのも終わりに近い
⑪アメリカイヌホウズキの花に白色以外もあったんだ
⑫ヒトモトススキの保護方法検討…[河野所長 畑中先生]
ヒトモトススキの成育している場所は岸和田土木の管轄である
ヒトモトススキの周囲に自生樹木が大ききなって来ている
これを伐採しないとヒトモトススキは死滅する可能性がある
岸土に我々が伐採するとの許可を得る必要がある
西台代表に岸土に申し入れてもらう
大阪府RDB:絶滅危惧Ⅱ類
大阪府では東大阪とここと2箇所しか成育していない
もっと大事にしなければならない植物である
⑬女性部…弁当持参で午後は
植物調査のデーターのまとめ方の検討
大事な植物を刈払機で刈ってしまわない方法も検討してもらうよう依頼
「今までは花を中心にした観察が主体であったが
秋の木の実の観察の散策もいいものである
しかし よく知っている上久保顧問のような
解説者がいないと全て見逃してしまいそうである
イベントにして一般の人たちにも植物の面白さをもっと知ってもらいたいものである」
「うみべの森を育てる会」活動記録作成