カニを捕獲してマーキング(カニ調査①) in せんなん里海公園

(14:30~17:30) ・・・せんなん里海公園
「大阪府立大学カニ調査①」サポート
今年も大阪府立大学のカニ調査が始まる
7月2回 8月4回 9月2回の合計8回ある
今回はカニ達の移動調査で調査員も公園内を歩き回って調査する
その時見付けたカニたちが どこから移動していたかを知るために
巣穴近くで捕獲したカニたちにマーキングすることになった

今日は そのマーキングの日である
梅雨明け=真夏日になった
午後せんなん里海公園に行き うみべの森に到着したら
府立大学の学生6名が すでにカニ捕獲作業に入っていた
カニのマーキングは 捕獲してしばらく甲羅を干し
マーキングの時はテイッシュで水分を拭き取り
マーキングして1匹づつ写真で記録を取り 雌雄と種別を記録していく
大変な細かい作業である・・・挟まれないようにするだけでも大変である

*うみべの森
うみべの森の今年のカニたちは カラスに執拗に狙われているためか
非常に警戒心が強く 穴からなかなか出てこない

ソーセイジやスルメで引き寄せて捕獲している
こんなむつかしい場所でも 小川付近・ビオトープ付近・川周辺で
学生たちは18匹も捕獲しマーキングしていた

⋆ヒメコウゾウの剪定整理
アーチからすぐの通路を完全に遮断している
これらを全て剪定して通行妨害を排除した

⋆ビオトープ第4池に水漏れ発見
50cm以上深い位置まで垂直に穴が開いていた
バケツ3杯の土を入れて穴を塞いだが・・・

*箱の浦降り道横
ここのカニ達は案外小形が多く若ガニや稚ガニである
18匹捕獲しマーキングしていた
世帯交代はしているようなので少しは安心した





*田山川河口周辺
山裾の草むらや畑への水路あたりで 10分程の間に30匹くらい捕獲していた
ヒトモトススキの傍でマーキング
ここのカニたちはクロベンケイが多く それもでかい大形が多い
しかし大形はあまり挟まれないらしいが
中形の方が動きがすばやくて挟まれるケースが多いとか




「我々は うみべの森のカニの生息場所は詳しいが その他は あまり知らない
しかし学生たちは毎年調査しているので 何処に生息しているかを良く知っている

『カニカニウオッチング』でのカニの捕獲を一番懸念していたが
田山川河口周辺の生息状況を見て安心した

ここだけで必要なカニの数の捕獲は間違いない
なんだか 〈負うた子に教えられ〉の感じである
クロベンケイが少なくなったと思っていたが ここの状況ではアカテガニの方が少なく思う」

